ルノワール: Portrait de Coco (Claude Renoir)
Portrait de Coco (Claude Renoir)
作品基礎情報
作 者 Pierre-Auguste Renoir (1841-1919)
作品名 Portrait de Coco (Claude Renoir)
サイン 'Renoir'(左下)
技 法 チャコール・紙
サイズ 57.3cm × 46.7 cm
年 代 1915年
オークション クリスティーズ・ロンドン・キングストリート
2012年2月8日
この作品は、ルノワールの作品としては非常に珍しいチャコール(木炭の棒)で描かれており、このようなチャコール画が人の目に触れることは殆どありません。
実際、本作品も過去一度しか公の前に登場していないのです。

クリスティーズ・オークションによりますと、この作品は1941年にストックホルムにあります【Nordiska Museet】にて作品番号253番として一度だけ展示されただけであり、それ以降も以前も一度も展示されたことがない、極めて珍しい作品となっています。

ここに描かれています人物はルノワールの息子の"COCO"ですが、ルノワールが最も愛した息子になります。
*ルノワールには3人の息子がおり、Pierre(ピエール:1885年-1952年)、JEAN(ジャン:1894年-1979年)とCOCO(ココ:1901年-1969年)ですが、COCOはルノワールが晩年に授かった子供であり、余計に可愛かったのだと言われています。
このCOCOは晩年のルノワールにとり最も重要なモデルとなっていたと言われており、多くの作品が描かれていますが、この"COCO"の存在はジャンによれば以下のようになります。

"My brother Claude, who was seven years younger than I , was to take my place in the studio. Coco certainly proved to be one of the most prolific inspirations my father ever had" ( J. Renoir, Renoir ,My Father, trans, R.&D. Weaver,London,1962,pp.345-46)

(和訳)
私より7歳年下のクロード(ココ)は、父、ルノワールのアトリエで私の代わりをつとめるようになった。
ココは父、ルノワールがかつて選んだモデルの中でも最良のモデルの一人だったことは確かである。

今回の作品は、フルシートに描かれており、過去のオークション記録や美術館収蔵作品を見ましてもこれほど完璧にチャコールで描かれた作品は世界に存在しておらず、世界一のルノワールのチャコール作品と言えるかも知れません。
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